薫-人誅-


「るろうに剣心」より
薫を拉致した縁は、剣心への復讐を
薫に対して行う・・・

----- 1 -----

「んん・・・・・」
 日の光を顔に感じて、薫はゆっくりと目を覚ます。
(・・・・ここは・・・・・?)
 昨夜の、剣心と縁の闘い以降の記憶が、薫の頭から欠落していた。
 洋風の寝台の上で、首を廻して辺りを覗うと、傍らで椅子に座って薫を見つめている、縁の姿が目に飛び込んで来た。
「!?」
 慌てて飛び起き、得物になりそうな物を探して、部屋の中を見回す。
「何も無いですヨ・・・・薫サン」
「くっ・・・、私をどうするつもり!」
 すっと立ち上がった縁は、ゆっくりと薫に近づきながら、不敵な笑みを浮かべる。
「自分の姿を見れば・・・解るでしょう」
 その時になってやっと、自分が何も衣服を身に着けていない事に、薫は気付く。
「!!!」
 慌てて、両手で身体を隠し、縁を睨み付ける。
「女としての・・・最大の辱めを与えてやる・・・そして・・・」
 縁は更に、薫に歩み寄る。
「・・・その姿を、抜刀斎に・・・突き付ける・・・それが人誅の仕上げだ!!」
 薫の顔から血の気が引き、明らかな脅えを見せて、縁から逃れるように後ろへ下がるが、直ぐに寝台に脚が当たる。
(だめ・・・来ないで・・・・・!)
 追い詰められた薫は、全力で縁の傍らを駆け抜けようとするが、縁にその腕を捕まれてしまった。
 縁は薫の腕を後ろ手に捩じ上げ、寝台の上に抑え込んで、人誅の仕上げの開始を告げた・・・
「徹底的に・・・犯しぬいてやるヨ・・・薫サン・・・」

----- 2 -----

 縁は場所を地下室に移し、薫の両腕を後ろで縛り上げ、無造作に床に転がす。
「きゃぁっ!!」
 思わす、悲鳴を上げてしまう薫。
「中々、カワイイ声を出しますね・・・・これが何か、解りますか・・・?」
 縁の手の中に、小さな小瓶が握られており、その中には薄桃色の液体が入っている。
「・・・・」
「大陸に古くから伝わる・・・媚薬ですヨ」
「・・・卑劣な!」
「たっぷりと・・・・塗ってあげますからね・・・」
 縁の指が、薫の秘所へと伸びて、小瓶の中身を塗りつける・・・
 液体の触れる冷たさの後、急激に熱さが秘所を襲い、それが身体全体に広がっていく。
 身体に広がっていく甘美な疼きに、薫の頬も次第に朱に染まり始め、もじもじと身体を動かす。
「くっ・・・・ん・・・・・あっ・・・・・」
 薫の身体と表情の変化を、縁は愉快そうに見下ろしていた。
(薬・・・何かで・・・・!)
 媚薬による身体の疼きを、薫は唇を噛んで必死に耐えようとするが、限界が訪れるのも時間の問題のようだ。
 突然、縁は薫の身体を抱えると、部屋の隅にあった椅子に座らせ、両脚を開いて固定した。
「な、何を・・・!」
「この方が・・・良く見えるからな・・・」
 自分の秘所を曝け出す、屈辱的なその姿勢が、薫の中の官能に炎を灯す。
(だめ・・・恥ずかしい・・・)
 媚薬に対する反応で、自分の秘所が潤い始めている事を、薫は気付いていたが、どうする事も出来ない。
 縁の視線から逃れようとして、身体をよじる度に縄が食込んで、それが新たな刺激となってしまう。
「ん・・・くぅっ・・・・」
 とろ・・・・
「あ・・・・!」
「フフフ・・・溢れてきたね・・・」
 呼吸するかのように蠢く秘唇の間から、一滴の愛液が零れ落ちた。
 縁の指が伸びて、その愛液をすくい取り、薫の眼前に突き出す。
「これが、貴女の本性なんですよ・・・淫乱な薫サン」
「ち、違いますっ!、そ・・それは・・・・」
 くちゅぅ・・・・
「ああっ・・・・!」
「ココは、男を欲して・・・潤ってるじゃなイか」
 くちゅくちゅくちゅっ・・・・!
 縁の指が、荒々しく薫の膣内を掻き回す。
 淫らな水音と共に、貯まってていた愛液が溢れ出て、椅子の上に零れ落ちる。
「はぁっ!・・・・んんっ!」
「おやおや・・・ココも、尖ってきるねェ・・・」
 充血して、包皮から顔を出し始めた突起を、指の腹で軽く擦りあげると、薫は可哀想な程に乱れてしまう。
「あぁ!、いやっ!、だめぇ・・・!、ああんっ!」
「なるほど・・・ここが一番、感じる所なんですね?」
 薫の弱点を見つけて、縁は愉快そうに、更に突起を弄んだ。
「ひ、ひゃうんんっ!!、ああーっ!、だめだめっ!、イクッ!、イっちゃうっ!!」
「まだ早いよ・・・本番は・・・これからだ・・・クククク・・・」
 薫が達する直前で指を止め、縁は冷徹な瞳で笑いながら、薫を見下ろしていた・・・

----- 3 -----

 今度は、薫の両腕を縛ったままで、うつ伏せで床に寝かせて、腰を高く上げさせている。
 媚薬の効果が持続しているのか、薫の秘所からは、相変わらず愛液が溢れ出していた。
「さて、何時まで耐えられるかナ?」
 縁は薫の秘所と突起を弄び、薫が高まってくると、その指を離してしまう。
「いやぁ・・・!、お、おかしく・・・なっちゃうっ!」
 縁の指先から紡ぎ出される快感が、薫の身体を駆け抜ける度に、白いその背中が跳ね上がり、淫らな喘ぎが口から漏れる。
「や、止めてぇ・・・ああっ!、ひっ・・・はぁんっ!!」
 既に、滴り落ちた愛液が、床の上に水溜りを作り出していた。
 極限まで焦らされて、薫の理性も限界を迎え始め、縁の責めに屈してしまおうかと考え出す。
(もう・・・限界・・・・これ以上されたら・・・)
「どうした、もう限界か?」
「も、もうだめ・・・・お願い・・・イカせて・・・」
「ククク・・・堕ちたか・・・」
 薫の言葉に、縁は満足した表情を浮かべて、衣服を脱いで自分の物を取り出す。
「お待ちかねの物だ・・・たっぷりと味わえっ!」
 ずぶうぅっ!!
「ああああっ!!、はぁぁぁぁんっっ!!」
(お、大きいっ・・・・!!)
 想像以上に大きな縁の物に貫かれ、薫は肺の中の空気を全て吐き出し、大きく叫んだ。
 ずっぷっ!、ぐっちゅ!、ぢゅぶっ!、ぐちょっ!、ずぶぅっ!・・・
 大きな動きの抽送で、縁は激しく薫を貫く。
「ひんっ!、ああっ!、凄いぃ・・・!!、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あああんっ!!!」
 縁の腰の動きに合わせて、薫の美しい黒髪と、形の良い乳房が激しく揺れている。
「どうだっ、イイかっ!」
「イイッ!、イイのっ!!、もっと突いてっ!、いっぱい掻き回してぇ・・・・!!」
 剣心への復讐である事を忘れて、縁は薫の身体を楽しみながら、薫の膣内を縦横無尽に行き来し、荒々しく繰り返し突く。
 限界まで焦らされていた薫は、その激しい突き上げに、呆気なく絶頂に達してしまう。
「ああっ!、んっ、んっ、んんっ!、はぁんっ!、イっちゃうっ!、イっちゃうっ〜〜〜!!!」
「こんな物では終らせない!、まだまだ、これからだっ!!」

 既に、薫はイキっぱなしの状態で、様々な体位で縁に貫かれて、歓喜の声も弱々しい。
「あぁ・・・!、ひっ!、・・・だ、だめぇ・・・・!」
 腕を縛り上げていた縄は解かれていたが、今の薫には、抵抗するだけの力も、気力も無かった。
 向かい合った姿勢で、縁の膝の上に跨らされ、下から激しく突き上げられている。
「お願い・・・これ以上されたら・・・・私・・・・ああんっ!・・・お、おかしく・・・・なっちゃうっ・・・・!」
「・・・・」
「ひ、ひんっ・・・!、いやぁ・・・・!」
 それでも尚、薫の膣内は強く縁の物を絞めつけ、更に奥に迎え入れようと蠢く。
 そんな薫の反応に、元々、薫自体には何の恨みも無かった縁は、次第に特別な想いを抱き始めていた・・・
 縁の動きにもそれは現れており、秘所を貫くだけでなく、乳房の先端を口に含んだり、唇を重ねて舌を絡ませたりし始めている。
(オレは・・・どうしたんだ・・・?)
 自分の変化に戸惑いながらも、縁は薫を犯しつづける。
 再び態勢を変えて、薫を床に寝かせると、正面から薫を貫いた。
「ああんっ・・・・!、だ、だめぇ・・・・!」
(オレは・・・・この女を・・・・・まさか!?)
 頭に浮かんだ考えを振り払うかのように、縁は一心不乱に薫を犯す。
「あっ、あっ、あっ、あっ、ああんっ!、いやぁ・・・ま、また・・・イっちゃうっ・・・!」
 薫が白い喉を見せて仰け反った瞬間、縁の頭の中で、薫と巴の姿が重なる。
「ぐ・・・ぐわぁぁぁっ!!」
 突然、狂ったように叫びながら、縁が頭を抱えて蹲ってしまう。
「ぐぅ・・・・ね・・・姉サン・・・・ぐぁぁぁっ!!」
「・・・・・!?」
 薫は脱力しきった身体を起すと、縁に起こった変化を、呆然と見つめた。
(雪代・・・縁・・・・この人・・・・)
 つい先程まで自分を犯していた男に対して、薫の心に慈愛に似た想いが込み上げて、そっと縁の身体を抱いた・・・
(この人も・・・・幕末の戦乱の・・・被害者なのね・・・)
 自分を抱き締める薫を見上げる縁。
 その表情は、先程までとは別人の様で、幼子の様だった・・・

It follows the next story.<後編 薫-癒し- に続く>
END