薫-劣情-
「るろうに剣心」より 薫を抱いた左之助は、その肢体を忘れられずにいた・・・ ※この作品は「薫-戸惑い-」の続編にあたります。 ----- 1 ----- あの日、薫を抱いてから、左之助はその肢体を忘れられずにいた。 指先に吸いつくような肌、自分の動きに敏感に反応する身体、そして甘い嬌声・・・その全てが鮮明に脳裏に浮かぶ。 布団の上で、ゴロゴロと寝返りを打ちながら、薫の肢体を想像して、左之助の体は熱く高ぶる。 (俺らしくねぇな・・・・・よし!) ガバッ! 勢い良く左之助は起き上がると、衣服を整えて家を飛び出した。 ― 神谷道場の前 ― 「よう・・・」 「・・・・あ」 平静を装いながら、左之助が薫に声をかけると、先日の情事を思い出したのか、薫は微かに頬を染めて俯く。 それを見て、左之助の方も照れてしまい、会話が続かない。 (いけねぇ・・・俺としたことが・・・) 再び気を取りなおして、薫に話しかける。 「・・・忘れられなくてよ、お前の身体が」 「・・・・」 「もう一回どうだ?」 「・・・・・・くすっ・・・ふふふっ」 明け透けな左之助の物言いに、薫は吹き出してしまう。 「なんだよ・・・笑う事ねぇだろ・・・!」 「だって・・・・くすくす・・・・」 左之助は馬鹿にされたのかと思い、拗ねた様に、口に咥えた楊枝を弄んでいる。 「・・・・・いいよ」 上目使いに左之助を見上げながら、薫は微笑んで言う。 「ホントか?」 「・・・・うん」 左之助は子供のように顔を輝かせると、薫の手を強引に引いて、勢い良く歩き始める。 「ちょ、ちょっと・・・・!」 「膳は急げだ!」 「・・・ホントにもう・・・・」 そう言いながらも、左之助の強引さに薫は好感を覚えた。 二人は、左之助の家へと向かった。 ----- 2 ------ 家の中に入ると、左之助は薫を後ろから抱き締め、首筋に唇を押し付ける。 「だめ・・・ちゃんとして・・・」 「がまんできねぇよ・・・いいだろ?・・・ふっ・・・」 耳の後ろに息を吹きかけながら、左之助の固い手が、着物の上から薫の胸を揉む。 「あ・・あんっ・・・やんっ・・・・!」 身をくねらせる薫を無視して、左之助は荒々しく薫の身体を弄り、着物を剥ぎ取っていく。 着物を全て剥ぎ取られ全裸にされた薫は、左之助がその手を離すと、脱力したかのように床にへたり込む。 「もう・・・荒っぽいんだから・・・」 口を尖らせる薫の目の前で、左之助は大胆に衣服を脱ぎ始めている。 鍛え上げられた鋼のような身体に、大小様々な傷跡が残り、左之助の潜り抜けてきた修羅場を象徴していた。 全て脱ぎ捨てると、ぼーっと眺めていた薫を抱かかえて、布団の上へと連れて行く。 「きゃっ・・・!!」 布団の上に仰向けに寝かせた薫の両脚を、左之助は勢い良く開く。 「は、恥ずかしいよ・・・」 「綺麗だぜ・・・ココ・・・」 「やぁんっ!」 左之助の言葉に反応して、薫の秘所がヒクヒクと震える。 あまり濃くない恥毛を、左之助の指が掻き分けて、敏感な小豆大の突起を探り当てる。 そっと、突起を指先で弄びながら、左之助は秘唇に口付ける。 「あ・・・あん・・・・」 ぞくり、とした感覚が、薫の背筋を駆け抜けて、脳を甘く痺れさせ始める。 左之助はワザと大きく音を立てて、薫の秘唇を嘗め上げる。 薫は両手で顔を覆い、激しく頭を左右に振る。 「いやいやっ・・・、そんな音・・・立てないでぇ・・・!」 左之助は薫の言葉に耳を貸さずに、一層激しく音を立てて嘗めながら、人差し指を膣内に潜り込ませんる。 ちゅぷ・・・ 「あんっ・・・んっ・・・」 くちゅくちゅくちゅっ・・・! いきなり激しく、左之助は激しく指で膣内を掻き混ぜ、突起を吸い上げる。 「ああんっ、ひんっ!!、あっ、あっ、はぁんっ!!」 強引な愛撫にも、薫は敏感に反応して、甘い嬌声を上げて身体を振るわせる。 「ひ、ひゃんっ!、・・・だ、だめぇ・・・!!」 左之助は一旦、秘所から口を離すと、自分の物を薫の口元に持って行く。 「俺のも・・・してくれねぇか?」 「・・・・うん」 薫は上半身を起こすと、左之助の怒張に手を添えて、軽く先端に口付けする。 ちゅ・・・ 何度か口付けた後、全体を舌で嘗め上げてから、ゆっくりと口に含んでいく。 ぢゅ・・・ぢゅる・・・・ちゅ・・・ちゅぱっ・・・・ 口の中に納まりきらない程の大きさの物に、薫は一生懸命に奉仕する。 「・・・・上手いな」 ちろちろと、舌先で先端を刺激しながら、薫は上目使いで左之助を見上げる。 左之助は満足げな表情を浮かべながら、薫の髪を指に絡ませながら、頭を撫でている。 薫は少し嬉しくなって、一層熱心に奉仕を続ける。 ぢゅっ、ちゅぷっ、じゅるっ・・・! 左之助の物は、薫の口の中で更に大きさを増し、ピクピクと脈打つ。 「一回、口の中に出しといて良いか・・?」 左之助の言葉に、薫は瞳で頷く。 更に薫が何度か唇で擦り上げると、左之助は勢い良く、薫の口内に発射した。 「うっ・・・」 「んっ・・・んんっ・・・・ごく・・・ごくっ・・・・ごくん・・・・」 口内に放たれた大量の精液を、薫は躊躇することなく飲み干す。 全てを飲み干した後も、残った精液を吸い出すように、左之助の物を吸い上げる。 一旦は力を失いかけた左之助の物は、薫の奉仕で再び力を取り戻し、薫は口から離したそれを、うっとりとした表情で見詰めている。 「ありがとよ・・・良かったぜ」 「そんな・・・」 「今度は・・・俺の番だな」 「きゃっ・・・もう・・・」 左之助は勢い良く薫の体を裏返す。 「最初は、後ろからだ・・・よっ!」 ずぶぅっ・・・・!! 「あ、ああああんんっ!!」 お尻を抱えた格好で、左之助は力強く挿入する。 自分の物を、根元まで埋没させると、ゆっくりと抽送を開始した。 「あっ、あっ、あっ、あっ、ああんっ、イイッ、イイよっ!!」 最初は一定の調子で突いていた左之助だったが、次第に強弱や、円の動きを加えて、自慢の剛直で薫を責める。 「あ、ああんっ、そんなっ!、・・・ス、スゴイッ!、気持ちイイよぉ・・・・!!」 左之助の腰の動きに合わせて、薫の美しい胸が揺れている。 「そんなに良いか?」 「うんっ・・・!、左之助の大っきいのが・・・中で暴れてるぅっ!、・・・あんっ!、んんっ!!」 喘ぐ薫を無視して、左之助は自分の物を抜いてしまう。 「え・・・どうして・・・?」 「最後は・・・これだ」 再び薫の体を仰向けにすると、唇を重ねながら、左之助は再び挿入する。 「んっ、んんんーっ!!、・・・あああんっ!!」 左之助は薫の胸に舌を這わせながら、激しく腰を動かして貫く。 人並み以上の大きさを持った左之助の物に貫かれながら、薫は甘く激しい喘ぎを漏らし、力いっぱい左之助の身体を抱き締める。 「ふ、深いよぉっ!!、左之助のが・・・奥までっ!、・・・んっ、んっ、んっ、んんんっ!!」 片手で薫の脚を持ち上げ、左之助は更に深く貫き、薫の膣内を掻き回す。 「ああっ、だめっ!、もう・・・イっちゃうよっ!!」 「いいぜっ、イっても!」 「は、はぁぁんっ!!、イイッ!、イクッ!、イっちゃうぅー!!!」 左之助の背中に、爪先で新たな傷跡を残しながら、薫は激しく絶頂する。 しかし既に一度、薫の口内に精を放っている左之助は、絶頂に身体を震わせている薫を、容赦無く更に貫く。 「ひっ!、・・・あっ、あっ、ああっ!、だめ・・・おかしくなっちゃうよぉ・・・・!!」 「こっちに入れても良いか?」 左之助の指が、薫の菊座を弄んでいる。 「だめぇ・・・!、そっちは・・・・!!」 「もっと感じるんだろ?、おかしくなっちまえよ」 左之助は一旦、膣内から自分の物を抜くと、薫の菊座に狙いを定めて、ゆっくりと挿入する。 「ん・・・・んんんっ!!」 薫の菊座は、限界まで広がって、辛うじて左之助の物を受けとめた。 「動くぞ?」 「はぁ・・・はぁ・・・・ゆっくり・・・・して・・・・」 「ああ・・・」 菊座の強烈な締め付けに、左之助は顔をしかめながら、ゆっくりとした抽送を始める。 本来は排泄の為の器官を貫かれながら、瞼をギュッと閉じて、薫は湧き上がる快感に体を震わている。 「ん・・・くっ・・・はぁんっ・・・・」 「前が寂しそうだな・・・」 ぢゅぷっ・・・・ 後ろの穴を自分の物で貫きながら、左之助は薫の膣内に指を埋める。 「あっ・・・あんっ・・・・何か・・・・へん・・・・ひゃうんっ!!」 二つの穴から湧き上がる快感が、薫の脳を痺れさせ、口から激しい喘ぎを放たせる。 「ひんっ!、ああっ!、スゴイよぉ!!、アソコも・・・お尻も・・・・いっぱい感じるっ!!」 「く・・・すげぇ締め付けだっ・・・!」 「あっ、あんっ!、あふぅっ・・・!、また・・・また、イッちゃいそう・・・・!!」 再び薫の身体に、大きな絶頂の波が訪れようとしていた。 左之助はそれに合わせるように、薫の菊座を貫きながら、射精する瞬間を計っている。 「ああっ、左之・・・左之助っ、イっちゃう、イっちゃうよっ!、・・・一緒に、一緒にイってっ!!」 「わかった・・・イクぞっ・・・」 「はぁんっ!、来てっ!、中に出してぇ・・・・!」 力強く貫く左之助の腰が、最後の一撃を薫の菊座に加える。 「くっ!」 「はぁぁぁぁっ!!、イッ、イクイクッ!、イックゥゥゥゥッー!!!」 薫の腰を強く抱きながら、左之助は薫の体内に射精した。 ----- 3 ----- 布団の上で抱き合う二人。 左之助の手が、優しく薫の髪を撫でている。 「満足した?」 「ん・・・まだだ」 「まだ・・・するの?」 愕きの表情で、薫が左之助を見詰める。 「もちろんだぜ・・・・早速、2回戦といくか?」 「・・・バカ」 こつんっと、薫が左之助の胸を叩く。 それを無視して、左之助は薫の体を力強く抱き締め、耳元に囁く。 「だめか?」 「・・・・・いいよ」 恥ずかしそうに俯きながら、薫は応えた。 見詰め合う二人。 自然と二人の顔に笑みが浮かび、ゆっくりと唇を重ねていった・・・ END |