薫-戸惑い-


「るろうに剣心」より
街でならず者達に襲われていた燕を助けようとる薫
しかし逆に男達に捕まってしまい、辱めを受ける
陵辱の最中に助け出される薫
しかし、薫を助け出したのは剣心ではなかった・・・
※この作品は「薫-無情-」の後編にあたります。
----- 1 -----
(あんな男達に体を弄ばれただけで、我を忘れて乱れてしまうなんて・・・)
 とれだけ鍛えても、薫の女の部分は心とは裏腹に男を求めてしまう。
(私・・・・どうして、こんなに嫌らしい女になったんだろう・・・)
 左之助に助けられた後、みんなの前では平静を装いながら、湯を浴びて直に布団に潜り込んでしまった。
 食事も取らずに自室へと引き込んだ薫を剣心や弥彦は心配したが、体調が悪いのだろうと思いそっとしておいた。
(こうして布団に潜り込んでも・・・思い出しただけで・・・・・ん・・・・)
 布団の中でモゾモゾと薫が動く。
 着物の間から薫の指が秘所へと進み、恥毛を掻き分けて陰唇を割り開くと、既にソコはしっとりと潤っていた。
 固くなり始めた小豆大の突起を、薫は指の腹でそっと転がしてみる。
(あんっ・・・・凄く敏感になってる・・・・ん・・・んんっ・・・)
 指で包皮を剥き、突起を直接摘んでみる。
「あんんっ・・・!」
(やだ・・・声出ちゃう・・・・、でも・・・でも・・・指が止まらないのぉ・・・・)
 くちゅくちゅ、と水音を立てながら、薫の指は快感を貪るように蠢く。
 その時。
「おい・・・寝ちまったか?・・・・」
「・・・・!?」
 襖の向こうに左之助が立っていた。
(声・・・聞かれたかな・・・・)
 不安を押し殺して左之助に返事をする。
「・・・起きてる」
「じゃぁ、はいるぜ・・・」
 すっ・・・・
 静かに襖が開いて左之助が現れ、薫の布団の側までやって来る。
「大丈夫か?・・・・顔が赤いぜ、熱でも出たか?」
 そう言って左之助は、薫の額に手を伸ばす。
「ひゃんっ・・・・」
「!・・・お、おい・・・・」
「な・・・なんでも無い・・・・」
 手が触れると同時に薫は声を上げてしまい、その声が左之助に全てを悟らせた。
 ばさっ!
 左之助が勢い良く掛布団をめくってしまう。
 布団の下に隠されていた薫の夜着は乱れ、両手は股間に指し込まれていた・・・
「だ、だめぇ・・・見ないでぇ・・・!!、・・・う・・・ぐすっ・・・・ううぅ・・・」
 左之助に自らを慰めている姿を見られ、羞恥と悲しみから嗚咽が漏れだす。
「・・・素直に剣心に抱かれりゃいいだろうに・・・」
「・・・そんな事・・・出来ないよ・・・・うぅ・・・・だって、だって・・・・・私・・・こんなに淫らな女になっちゃって・・・」
「・・・じゃぁ、俺が慰めてやるよ・・・・」
 左之助の手が薫のお尻に伸びてくる。
「あ・・・やんっ・・・だめっ・・・!!」
 柔らかい薫のお尻の上を、左之助の手が擦るように動く。
 その度に薫の体が小刻みに震える。薫は瞼をぎゅっと閉じ、必死に何かに耐えている様子だ。
「無理すんなって、体が寂しいんだろ?」
 左之助の優しい口調に、薫が瞼を開けて左之助の顔を見る。
 顔は薫の目の前にあった。
「!」
 ちゅっ・・・・
 いきなり左之助の唇が薫の唇に振れ、そのまま舌が口内に潜り込んでくる。
「ん!・・んんっ!・・んっ!・・・・・・・・・・!?」
 キスの間に左之助の手は薫の胸へと滑り込み、そのまま張りの有る薫の乳房を揉み解していく。
(ああっ・・・ん・・・だめぇ・・・・・・)
「さ、左之助ぇ・・・・」
 薫は戸惑いながらも、今だけは左之助の優しさに縋ってみたい、そんな気持ちになっていた・・・
----- 2 ----- 
 全裸になって、布団の上で絡み合う薫と左之助。
 意外なほど巧みな左之助のテクニックに、薫はされるがままに感じ、喘いでいた。
「あんっ・・・いい・・・そこっ・・・もっとしてぇ・・・・!」
 左之助は薫の両脚を抱え上げ、露になっている陰唇に舌を這わせている。
 ぢゅぅっ!・・・ぢゅっ、ぢゅるっ、ぐちゅぅっ!
 舌全体で舐め上げたり、尖らせた下の先端で突起を転がしたりしながら、時には菊座の方にまで舌は進む。
「はぁんっ!だめっだめぇ・・!、イっちゃうっ!イっちゃうのっ!」
 既に薫は何度も軽い絶頂に達していた。
「何度でもイっていいぜ、朝までたっぷり時間はあるんだ・・・ぴちゃぁっ・・ぢゅっ・・・・」
「ひゃうんんんっ・・もうだめぇ・・・おかしくなっちゃうよぉ・・・!!」
 布団の端をギュッと握り締めて、激しく頭を左右に振る。
 溢れ出した大量の愛液が、薫のお腹を伝って胸までに達する。
「お、お願い・・・左之助ぇ・・!!、もう・・・我慢出来ないのぉ・・・・!!!」
 薫は涙声で訴える。
「わかった、じゃぁ入れるぞ」
 左之助は薫の脚を肩にのせ、上から角度を付けて挿入する。
 標準以上の大きさを持つ左之助の男根が、薫の陰唇を目一杯に割り開いて突き進む。
「はあぁぁぁーー・・・、お願い左之助っ、思いっきり強く突いてぇ・・・!!」
「こうかっ!」
 ずぶっ!、ぢゅぶっ!、ぐちゃっ!・・・
「ひぃっ!、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ!、おっきいっ、おっきいよっ!!、もっと!もっと強くぅ・・!!!」
 そう言った薫の手が空を掴む。その手を左之助のごつい手が受け止め、互いに指を絡ませて強く握り合う。
「いいかっ、いいのかっ!」
「いいっ!、いいよっ!!、左之助のが奥までっ、奥まで届いてるっ!!」
 突然、左之助が男根を引き抜き、戸惑った表情の薫の体を裏返す。
「・・・?」
「尻を上げな。そうだ、ハハハ、全部丸見えだぜ」
「やぁ・・・、早くっ、早く欲しいのぉ・・・!」
 可愛いお尻を振りながら、薫は左之助の物をねだる。
 ずぢゅぅぅ・・・・
「・・・はぁぁんっ!、これっ、これが欲しかったのっ!、早くっ、早く突いてっ!!」
 薫の声に応えるように、腰を両手で抱えて激しく打ち付ける。
 パンッ!パンッ!パンッ!
 肉と肉とが打ち合う音が、薫の部屋に響き渡る。
「そうっ!、いいっ!、ああっ!、んっ、んっ、んっ、んんっ!・・・深いっ、奥まで来てるよぉ・・・!!」
 左之助は更に激しく薫を貫く。
「いやぁんっ、だめぇ・・!、また・・またイっちゃうよっ!、イクッイクッ!」
「何度でもイっていいぜっ!」
 薫の体を何度も何度も絶頂の波が襲い、その度に朱に染まった体を震わせる。
 左之助は更に体位を変えて薫を責める。
 胡座を組んで座った上に、向かい合うようにして薫を乗せる。
 左之助が下から突き上げるのに合わせて、薫も激しく腰を上下させて左之助の男根を味わう。
「んっ、んっ、んっ、ああんっ!、左之助っ、左之助っ・・・!、いっぱい!、いっぱい感じるよっ!!」
「こっちはどうだ?」
「!!、やぁっ!・・・そこはっ、そこはっ・・・!」
 左之助の指が、きゅっと締まった薫の菊座へと侵入する。
 あくまでも優しく薫の菊座を解し、ゆっくりと指を出し入れする。
「だめだめっ!お尻は、お尻はっ!!」
「でもよ、前の方はさっきより締め付けてくるぜ」
「だって、だって!!・・・ひゃあんっ!!、だめぇ・・・・!、お尻も・・・いいのぉっ!!!」
 薫は腰を動かすのも忘れ、左之助の肩に頭を預けて、二箇所から同時に湧き上がってくる快感に震えている。
 左之助は調子に乗って、二つの穴を激しく責めたてる。
「ひっ!ひっ!・・・あうっ・・あっ、あっ、あっ、あっ、あっ!・・・イクよっ、左之助ぇイクよぉ・・!、もう・・・だめぇぇぇぇっっ!!!!」
 左之助に背中を抱えられたまま、薫は大きく仰け反って絶頂の声を上げた・・・・・
 結局、左之助は絶倫と言うべき強靭さで、夜が明ける頃まで薫を抱いた。
 翌朝の朝食時に、疲れ切った顔をしている二人を見て、剣心と弥彦は怪訝そうにしていたが、左之助と薫は互いに見詰め合って微笑むだけだった・・・・・
END