薫-無常-


「るろうに剣心」より
街でならず者達に襲われていた燕を助けようとる薫
しかし逆に男達に捕まってしまい、辱めを受ける
陵辱の最中に助け出される薫
しかし、薫を助け出したのは剣心ではなかった・・・
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「嫌です・・・止めてください・・・」
「ヘヘヘ、お嬢ちゃん。お兄さん達がイイ事教えてあげるよぉ」
「きゃぁ!嫌っ!」
 買い出しの帰り道、数人の男達に取り囲まれている燕。男達に無理やり路地裏へと連れて行かれそうになっている。
 燕の力では男達に敵う筈も無かったが、小さな体を震わせて必死に抵抗する。
「痛い目に合いたくなかったら、大人しくしなよっ!」
「だ・・・誰かぁ・・・・」
 ビリィィィィ!
 人気の無い路地裏へと連れ込まれ、着物を引き裂かれてしまう。
「イヤァッ・・・・・!」
「そらっ!ご開帳だ・・・・グヘッ!!!」
 ガシィィィッ!!
 燕の脚を開こうとしていた男が、背後からの一撃に悶絶する。
「やめなさいっ!!」
「薫さんっ!」
 偶然通りかかった薫が、慌てて燕を助けに来たのだ。
 竹刀を晴眼に構え、男達を鋭い眼光で睨みつける。
「燕ちゃん大丈夫?・・・さぁ、こっちに・・・・きゃぁっ!」
 男達を牽制しつつ、燕を引き寄せようとしたその瞬間、背後から男が組み付いてきた。
「くっ!」
「大人しくしやがれっ!!」
 男の手から逃れようと、必死になって暴れる薫。しかし、燕の悲鳴がその動きを止めさせた。
「か、薫さんっ!」
 全裸で男に抱きかかえられた燕、その白い喉元には鋭利な短刀が当てられていた。
「ひ、卑怯者!燕ちゃんを放しなさいっ!!」
「そいつはアンタ次第だぜ、このお嬢ちゃんの代りをするって言うのなら、このお嬢ちゃんは帰してやってもいいんだぜぇ!」
「くっ・・・・、わ、解ったわ・・・・私が代りに・・・」
「薫さん、だめっ!」
「いいのよ、燕ちゃん・・・・私は大丈夫だから」
 そう言って燕に微笑みかける。幼い燕にも、男達が薫に何をしようとしているのか解っていた。
「で、でも・・・・」
 薫に対する申し訳無さに、燕の小さな胸は張り裂けそうだった。しかし燕には如何する事も出来ない。
「さぁ、燕ちゃんを放して」
「ああ、いいだろう。オレ達のネグラに着いたら帰してやる」
「・・・解ったわ」
 男達に取り囲まれるようにして、二人は街外れの廃屋へと連れて行かれた・・・・・
----- 2 -----
 男達に両手と両脚を縛られてしまう薫。
「もういいでしょ、燕ちゃんを放して!」
「ああ・・・おい、お嬢ちゃんを帰してやれ」
 リーダーらしき男が命じると、男の一人が燕を廃屋から連れ出す。
「薫さん・・・・」
「大丈夫よ、燕ちゃん」
 この状況でも燕を安心させようと振舞う薫。その様子を、周りの男達は薄ら笑いを浮かべて眺めていた。
 燕は外へ連れ出されていった。
(負けちゃダメよ・・・薫)
 薫は自分自身に言い聞かせる。男達が薫を陵辱しようとしているのは明白だった。
「ヒヒヒ、さぁ始めようぜぇ・・・」
 その言葉を合合図に、男達が薫の体に群がっていく。
「く・・・・」
 気丈にも薫は悲鳴の一つも上げない。
「いつまで我慢出来るか・・・、楽しみだなぁ・・・・・」
(負けない・・・耐えて見せる・・・!)
 屈辱の時間が始まった・・・・・
 男は全部で四人。その内の一人は燕を連れ出したまま戻っていない。
 薫は既に全裸に剥かれ、三人の男達が取り囲んでいた。
「剣術なんてやってるから、もっと筋肉質かと思ったら・・・なんだ柔らかい体してんじゃねえか」
「・・・・う・・・・」
 リーダーらしき男が後ろ手に縛られた薫を膝の上に乗せ、背後から手を伸ばして薫の胸を揉み解す。
 残りの男の一人は薫の脚に舌を這わせ、もう一人は薫の手に自分の一物を握らせて、その上から自分の手を重ねて擦っている。
「綺麗な肌だなぁ、ねえアニキィ」
「ああ、指に吸い付くようだぜ。そっちもしっかり解してやれよ」
「・・・・うぅ・・」
 薫は瞼を閉じて男達の行為に耐えている。
 脚を舐めていた男の舌が、太腿を伝わって薫の秘所へと忍びよる。
 ぴちゃぁ・・・
「あっ・・・・・」
 男の舌は秘所に達すると、小豆大の小さな突起をくすぐる様に舐める。
 リーダーの手も力強く乳房を揉みつつ、指で巧みに乳首を転がす。
 体の奥から湧き上がってくる快感に、薫は必死に絶えつづける。しかし、それも限界に達しつつあった。
(感じゃちゃダメ・・・こいつらの思惑にはまってしまう・・・でも・・・・)
 薫の意思に反して、胸と股間の突起は固く尖って自己主張している。
「ア、アニキッ!俺・・・もう、出るっ!」
「掛けてやれよ!こいつの胸に!」
「・・・やっ・・・・」
 薫の手を添えて自分の物を擦っていた男が、薫の胸目掛けて白濁液を飛ばす。
 胸の上に出された仲間の精液を、リーダーは薫の胸に満遍なく塗り広げていく。
(だめ・・・・変になっちゃうよ・・・・)
 男の精の匂いを嗅いで、薫は快楽の虜に落ちていきつつあった・・・
 その頃。燕を外へ連れ出した男は、薫の死角にある窓から中を覗いていた。
 その腕の中に燕がいた。
「大人しくしてないと、アイツがもっと酷い目に合うぜ」
 男が燕の耳元に囁く。
「・・・・」
 燕は力無く頷く。その体は何も身に着けておらず、幼い膨らみを男に揉まれていた。
(薫さん・・・・)
 薫の陵辱される姿を見せつけながら、男の手は燕の体を弄る。
「いい手触りだ」
「・・・あっ・・・」
 燕も薫と同じ様に、只ひたすら耐えていた・・・
----- 3 -----
「さて・・・そろそろブチ込んでやるか」
「ヘヘヘアニキ。オレは前がいいなぁ」
「しゃあねえなぁ・・・。じゃあお前が前をやれ、俺様はケツを頂くぜ」
 リーダーはそう言って自分の物を薫の菊座にあてがい、秘所を舐めていた男も同時に自分の物を秘所にあてがう。
「そりゃっ!」
「おらぁっ!」
 ズブッ!、ズブブブッ!
 二人が同時に二つの穴に肉棒を突き入れる。
「あああぁぁぁぁっ!!!」
 堪らず薫の口から絶叫が放たれる。
 残されたのは先ほど射精した男。その男も自分の物を薫の口元へ近づけ、叫び声を上げている薫の口に無理やり入れる。
「うっ、ぐぅぅっ!・・がはぁっ!・・・んぐっ・・・」
 三ケ所の穴を三本の肉棒で責めたてられ、堪らず薫の瞳から涙が零れる。
 男達は自分自身の快楽のみを追及して、ひたすらに激しく肉棒を突き立てる。
(いやぁぁぁ・・・・・!!)
 同時に窓の外でも燕がその可憐な秘唇を貫かれようとしていた・・・
「お前もアイツと同じ様にしてやるぜぇ・・・」
「・・・いや・・・・!」
 今正に男が挿入しようとした、その時。
「・・・なにしてやがる」
「!!」
「・・・・左之助さん!」
 ガシィィィッッ!!!
 男は左之助の一撃で、遥か彼方まで吹き飛んでいく。
「ちょっと待ってな」
 そのまま窓をブチ破って、左之助は部屋の中へと入っていく。
「てめらっ!そこを動くんじゃねえぞっ!!」
 突然の来襲に慌てふためく三人の男達。それぞれがエモノを手にしようとしている間に、次々と左之助に叩き伏せられていく。
 ほんの一瞬の間に四人男達は瀕死の状態である。
「・・・大丈夫か?」
「さ・・左之助・・・・」
 体を両手で覆い隠しながら、左之助の視線から逃れようとする薫。
 ふさぁ・・・
 薫の体に左之助の上着が掛けられた。
「・・・帰ろうや。心配すんなって、剣心には黙っといてやるよ・・・」
 左之助の優しさに、薫はその胸に飛び込んで泣き崩れた。
「おいおい、抱きつく相手が違うだろ・・・・・まぁ、いいか・・・・・」
 仕方なく左之助は、そっと薫を抱きしめてやるのだった。
 薫が泣き止むのを待って、左之助は薫と燕を妙の元へ送っていった。
It follows the next story.<後編 薫-戸惑い- に続く>
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前後編になりました(^^ゞ