薫-散華-


 

「るろうに剣心」二巻より
黒笠こと「鵜堂 刃衛」が「神谷 薫」を攫い、剣心を対決するまでの間に起こった悪夢。


「あとはこの女をエサに抜刀斎を待つだけか・・・・小娘だと思ったが、中々どうして女の体をしてるじゃないか」
 鵜堂刃衛は神谷薫を攫った後、剣心と対する時間までを、街の外れにある寂れた寺で過していた。
 剣心との対決を前にして、自分の人斬りとしての血が熱くたぎっていくのを体内に感じている。剣の手入れをする刃衛の隣には、薄桃色の和装に身を包んだ薫が横たわっていた。気を失った薫の着物の裾が肌けて、太腿の白い柔肌が眩しく覗いている。
 薫の白い肌に鋭い視線を注ぐ刃衛。ふっとその手が伸びて着物を更に肌けさせる。重なり合った着物の奥に、薄っすらと淡い翳りが見えた。
 ドクン
 刃衛の人斬りの血が一旦退き、久しくたぎる事の無かった男としての血が、刃衛の体内に熱い奔流となって渦巻いていく。
(ふっふっふ・・・たしか神谷薫とか言ったな、先駆けの駄賃に戴くか・・・)
 刃衛の手が薫の脚へと伸びる。一瞬ぴくっと薫の体が反応する、刃衛の手は脚を擦るようにしながら奥へと進み、指先に恥毛が当たる。
 指先に当たる恥毛の感触を楽しみながら、刃衛は帯を緩めさせて着物の胸元肌けさせる。幼さの残る顔付きから想像するよりは発達した胸が覗き、その先端の突起に刃衛の舌が這う。
「ん・・・・・・・」
 身じろぎして僅かな呻きは発するものの、薫は一向に気が付く様子が無かった。
 その間にも刃衛の指と舌が薫の体を蹂躙していく。その動きに体は自然に反応し、薫の秘所は次第に湿り気をおびていった。
「ん・・・・んん・・・・」
「頃合だな。どうやら未通娘らしいがもう手遅れだ」
 薫の両脚を押し開き、濡れそぼった秘所に擦り付けるようにして自分の男根に愛液を塗りつけると、ゆっくりと薫の膣口にあてがった。
 刃衛の口元に不気味な薄笑いが浮かぶ。次の瞬間、熱くたぎった剛直を一気に挿入した。
 薫の純潔は散らされた。今まで守ってきた物を、いつかは剣心に捧げるかもしれないと思ってきた物を。
「ああぁぁぁぁぁぁっ!!!」
 全身を走る激痛に薫は意識を取り戻した。しかし、そこにあったのは自分を睨みつける刃衛の双眸が放つ「心の一方」だった。
 一瞬にして薫の体から力が抜けていく。薫の体は刃衛にされるがままとなった。
 薫は気が付かなかったが、全身を襲った破瓜の激痛は、心の一方と共に消え去っていた。
 体には力がまったく入らなくなり、叫び声も上げられない。喉から出るのは小さな呻き声だけだった。
「あ・・・あ・・・うぅ・・・」
 ゆっくりと刃衛の抽送が始まった。薫の表情を確かめるように、刃衛は一定の調子で男根を出し入れする。刃衛の瞳に次第に紅潮していく薫の顔が映っていた。
「いい体だ。おれの魔羅によく馴染むし、具合も良い」
 処女特有の締め付けをもつ薫の体を、刃衛は解すようにゆっくりと抽送を繰り返す。
「んっ・・・い・・・・や・・・・」
 暴れることも叫ぶことも出来ない薫の瞳から、唯一の抵抗の証である涙が溢れた。だが刃衛は気にするはずも無く、薫の唇を奪うと舌を絡ませていった。
「んっんっんんっ!」
 寂れた寺の中で絡み合う一組の男女。二人とも着衣は残したままで、互いの口と性器で繋がっている。
 刃衛は不意に菊座へと指を伸ばす。薫は不浄の場所へと伸びる指の不快感と羞恥に、紅潮した顔を更に赤らめる。刃衛の指はゆっくりと菊座へと侵入してゆき、内壁を弄るように動いた。
「ここは触ったことが無いのか。だがどうやら自分を慰めたことは有るようだな」
 薫の唇から離れた刃衛の口から出た言葉に薫は心臓が止まるような気がした。刃衛には全て見透かされていた。
 薫が剣心の事を男として意識しだしたのはまだ最近のことだが、それ以来自分の部屋で度々自分を慰めていたのだ。剣心に抱かれることを夢想しながら。
 自らの手で女として目覚め始めた薫の体は、薫の意思とは裏腹に、刃衛の抽送に敏感に反応し始める。
 そんな薫の表情を見定めると、薫を抱き上げて座位で下から突き上げる。突き上げは激しく巧みで、快楽に目覚め始めた少女の体はひとたまりも無かった。
「んんっ!!」
(何これ・・・・・やだ・・・・・・・・わたし・・・感じてる・・・・・・)
 刃衛と繋がった部分から湧き上がる快感に薫の体は打ち震える。今の薫にはその快感を否定する気力は残ってはいなかった。
(だめっ・・・・・感じちゃ・・・・だめ・・・・・・でも・・・・・気持ち・・いい)
 刃衛の心の一方の効果は薄れ始めてきた、しかし快感の虜となりつつある薫はそれに気が付かない。今まではだらりと下げていた両手は刃衛の背中へと回され、呻き声しか上げられなかった口からは微かに喘ぎが漏れている。
「んっ・・んっ・・・んっー!!」
「いいか、いいのか薫!」
「・・・・・んんっ!」
 下から突き上げながら、薫の唇に吸い付き舌を射し入れる。薫も自然に舌を絡めていた。
 刃衛は一旦、薫から体を放すと薫の着物を脱がせていく。全裸にされた薫は呆然と刃衛を見つめている。僅かながら体の自由は戻りつつあったが、薫の頭からはここから逃げ出す、とういう考えが完全に欠落してしまっていた。
「そこに四つん這いになれ、獣の様に犯してやる」
 一瞬戸惑った表情を浮かべたが、薫は黙って刃衛の言葉に従った。刃衛の「獣の様に犯してやる」という言葉に、頭より先に体が反応を始めていたのだ。先ほどまで刃衛の剛直を受け入れていた秘所が男を求めて疼き、刃衛の指を受け入れていた菊座が更なる刺激を求めた。
 床に表手と膝を付き、尻を刃衛の方へと向けて刃衛を待つ。程なく刃衛の手が薫の尻を擦り、剛直が秘唇を押し開いて侵入してきた。
「あっ・・・ん」
 のけ反りながらブルブルッと体を震わせて体全体で挿入感を味わう。ずるっと一度剛直を先端を残して引き抜き、勢いをつけて再び根元まで貫く。
 刃衛の大きく開いたカリ首が、薫の膣壁をこすり上げる。獣の様な姿勢で背後から貫かれながら、薫は女としての歓喜に打ち震えていた。
 激しい抽送の為に幼さが残っていた陰唇はめくれ上がり、未開の地であった菊座をは刺激を求めてひくついている。
「ああんっ!ん、んんっ!」
(私・・・今・・・犯されてる・・・・犬みたいな格好で・・・逞しくて熱い男の物が・・・私の膣を貫いてる・・・・)
「んっんっんっんんっっ!・・・いいっ!・・・いいのっ!」
 思わず快感を伝える言葉が口を出る。自然と自らも、腰を刃衛に擦り付ける様にして、更なる快感を得ようとしてしまう。浅ましいとは思いつつも体は正直に反応する。
「お前のここも良い具合だ、こっちにも欲しいんだろう」
 刃衛の指が菊座の周りを這う。指を求めるように菊座が震える。
 薫の愛液を塗りたくった指が、ぬるりと菊座に抵抗もなく入る。待ちに待った物を受け入れて、薫は更に昇りつめていく。
「ああんっ!、いいっ!、いいのっ!!」
 二穴を同時に責めたてられ、薫の官能の炎は頂点を目指して一気に燃え上がっいく。刃衛は巧みな腰と指使いで薫を導いていく。
「んっ・・はぁっんっ!・・あっ、あっ、あっ、あっ、あああんっ!!」
(も・・・もう・・だめ・・・・ごめんなさい・・・・剣心・・・・ごめんなさい・・・・・)
「もっと!、もっと突いてっ!お尻も!お尻もいいのっ!!」
 打ちつけられる刃衛の動きに合わせて、薫の豊満とは言いがたいが形の良い胸が前後に揺れる。
 刃衛は時折腰で円を描くように動きながら、股間にある敏感た突起をこねる。指で包皮を剥き、充血しきった小さな豆を、愛液を塗った指で摘み上げる。
「だめぇぇっ!!、そこはっ!、そこはっ!、はうんんっ!!!!」
 最も敏感な部分への強烈な刺激に、薫は一気に絶頂へと達した。その余韻を味わう間もなく刃衛の抽送が再開された。
「はぁんっ・・・んんっ・・・・いいっ!!」
(だめ・・・もう・・・おかしくなる・・・ああっ・・・・また・・・またイッちゃう!)
 並みの様に何度も打ち寄せる快感に打ち震えながら、薫は今までで一番大きな絶頂の波が近づくの感じていた。
「くるっ、くるのっ!・・・だめ、だめだめだめっ!・・・イク!・・・イク、イク、イク、イッちゃうううううっ!!!」
「くっ」
 薫の激しい叫びと共に靱江は剛直を引き抜き、ぴくぴくっと横たわって小刻みに震える薫の口元に近づけ、二三度剛直をこすると薫の顔めがけて熱い体液をほとばしらせた。
 二刻程の後、刃衛は薫を伴って対決の場へと向かった。
 対決の結果は剣心の勝利に終わった。
 剣心が知れば罪の意識を感じて、自分の元を去ってしまうかもしれない。薫は刃衛にされた事を、自分の心の中にしまい込む事に決めた。
 あれは悪い夢だったのだと・・・・

END


最初にこれを書いたのが・・失敗だったのかなぁ(^^;
まさか、こんなにHPが続くとは思ってなくて、
とりあえず・・って感じで、ウケの良さそうな陵辱物にしたんです(爆)
で、ここから始まった私の苦悩┐(’〜`;)┌
剣心と結ばれるのは原作終了後にした方が無理がないと思ったんですが、
それまで書かない訳にもいかず・・・色々な相手と絡ませてしまいました(^^;

まあ、最終的には剣心と結ばれさせて、今はすっかりラブラブなんですけどね(笑)