sueさんのMyバディ「Mya(ミャア)」&「Nya(ニャア)」

Mya(ミャア)。WMSC社製の初期モデル。

[基本設定]
 製品型番:ISANOTO-okyko2012型
 名前:Mya
 性別:女
 生年月日:2012・3・8
 年齢:3年目
 外見年齢:二十代前半
 身長:155
 体重:49
 バスト:75
 ウェスト:52
 ヒップ:76
 髪の色:黒
 髪型:ロング、時々ポニーテール
 瞳の色:黒
 肌の色:黄色
 その他特徴:特になし
 マーキング:逆三角形
 服装:おとなしめの服装にエプロン
 一人称:わたし
 二人称:〜〜さん
 三人称:〜〜さん
 主への呼びかけ:ご主人様
 口調:常に丁寧語
 性格:従順、おとなしい。(後からマスターが「ヤキモチ焼き」のオプションをつけた。(笑))
 CPU:WMSCの純正品
 クリスタル:青
 メモリ:普通
 素体:ノーマル
 オプション:エプロンとほうきがついていて、いざというときには武器になる(笑)

その他設定 = 特になし。


マスター氏名 = sue(HN)
マスター性別 = 男
マスター年齢 = 30歳
マスター職業 = 自営業
マスター設定 = 基本的にはいい人。でもものぐさでひがみっぽい。

普段はネット上でカウンセリングを開いて生活の糧としている。

24で結婚、26で死別。
その寂しさを紛らわすためにこのバディを買った。
主に家事を、そして時たま性処理用に使ってる。

最初は再婚までのつなぎだったが本来のものぐさが災いして独身のまま三十路まできてしまった。(前妻もむこうからの激しいアタックがなければ結婚しなかった。)目下の悩みはそのことではなくてそろそろ寿命のMyaの素体の新しいのをバイオフレームにするかということ。(笑)

14歳の時「AIが止まらない!!」「ぶっとびCPU」にて人型PCを知り、15歳の時「ちょびっツ」との運命的な出会いをする。その最終回に感動した彼は「いつかこんなかわいい人型PCを持つんだ!!!」と心に誓う(笑)


Nya(ニャア)

[基本設定]
 製品型番:不明
 名前:Nya
 性別:女
 生年月日:不明
 年齢:不明
 外見年齢:14〜5
 身長:145
 体重:39
 バスト:はかったことなし。(いわゆる貧乳であるため(^^;))
 ウェスト:同上
 ヒップ:同上
 髪の色:澄んだ水色
 髪型:ショート
 瞳の色:茶色
 肌の色:黄色
 その他特徴:ネコ耳、尻尾
 マーキング:★
 服装:ラフ。ところどころ爪でひっかいて破れている。
 一人称:なし
 二人称:なし
 三人称:なし
 主への呼びかけ:なし
 口調:ネコ(^^;)基本的にはしゃべれず、意志の疎通はできない。
 性格:気まぐれ、でもたまに甘えてくる
 CPU:サードパーティーの物
 クリスタル:赤
 メモリ:普通
 素体:ノーマル
 オプション:特になし


【マスター設定】

[基本設定]
 名前:sue(すー)
 性別:男
 生年月日:1984/12/28
 年齢:30
 外見年齢:二十代後半(希望)(^^;)
 身長:173(これも希望)(笑)
 体重:59
 髪の色:黒
 髪型:普通、ちょっと長め
 瞳の色:黒
 肌の色:黄色
 その他特徴:眼鏡、左手首に大きな切り傷
 職業:大学病院の外来内科医、副業としてネットカウンセラー(こっちの方が儲かっ
ているといううわさも(^^;))
 服装:無頓着
 一人称:オレ
 二人称:お前(呼び捨て)
 三人称:呼び捨て
 口調:穏やか、時々ぼける
 性格:基本的はものぐさでのほほんとしている。ちょっとひがみっぽい。自分では
自覚していないががめついらしい


◇紹介SS

「ねえsue〜。だあい好きだよ。」
彼女はいつものお気に入りの服を着てとびっきりの笑顔で私の目の前に立っていた。
  
  またか…。これで何回目なのだろう。

「これからもずう〜っと一緒にいようね」
そういって彼女はムギュと抱きついてきた。
その抱きつきかたはまさに彼女がいかに私を愛してたかを物語っていた。
彼女の温もりに思わず涙が出そうになる。

  そりゃ一緒にいたかったさ。
  君と永遠にいたかったさ。
  でも…。でも君は…。
  君は…。

うっすらと目を開けるといつもの自分の部屋の天井が見える。
その天井はまたいつものように朝日に照らされていた。
もうすぐ春も近いようだ。
私は起きあがり、全身のけだるさを消すように一つ大きくのびをして、部屋から出て
いった。

「おはようございます。ご主人様。お体の調子はどうですか?」
Myaが毎朝決まり文句のように言う言葉だ。
「うん、大丈夫だよ。」
この言葉ももはや決まり文句になっている。
「あ、じゃあ朝食の用意ができてます。」
Myaは満面の笑みでそういうと台所に消えていった。

「〜〜〜でさあ〜〜〜〜らしいんだよ。」
「あら、〜〜〜〜って〜〜〜じゃないんですか?」
朝食の時間は貴重なMyaとのTalkTimeとなる。
たいていの場合、Myaは台所仕事をしながら話をするのだ。
この時間Nyaはリビングの窓の近くで丸まって寝ている。だから誰にも邪魔されず
2人きりで話が出来るのだ。
その時の議題はそれこそ政治問題から近所の噂まで多岐にわたる。
この時間は、いつも無気力な毎日に活気を与えてくれる。心が和むひとときだ。
今日は議題はバディの素体について・・・。。
「Mya、バイオフレームっていいと思う?」
バイオフレームとは去年出来た新製品で、なんでも微生物を使ったより人間らしい素
体だそうだ。Myaの今使ってる素体がそろそろ限界なので新しいものを買おうかと
いう話だ。
「私はなんでもいいです。」
「そんな、遠慮することないって、やっぱり使う本人の意見も聞いておかないと・・・
。」
そうすると何故かMyaは顔を赤らめ、恥ずかしそうに言った。
「ご主人様が買ってくださるものなら何でも・・・。」
・・・朝っぱらから恥ずかしいこというなぁ。この子は。
まぁ、そういうように教育したから当然といや当然なんだけど。(笑)
朝から私のツボを刺激してくれるのはうれしいやらはずかしいやら。
Myaは照れ隠しなのか黙って皿洗いを続けている。
その場に微妙な沈黙が流れていた。

「ふみゅう・・・。」
その沈黙を破ったのはNyaだった。
「あ、おはよう。」
「おはよう、Nyaちゃん」
「にゃ〜〜ん」
まだ眠いようで手で目をこすっていた。
トレードマークであるネコ耳もしおれたままだ。
そしておもむろに立ち上がるとMyaの所に行き、おねだりをした。
「なあに、お腹空いたの?じゃあ、昨日のお魚あげるからね。」
そういうとMyaは冷蔵庫を開け、昨日残った切り身をNyaに手渡した。
「にゃあ???」
どうやら大好物のようで手に取ったとたんがつがつと食べはじめた。
「あらあら、すごい食欲だわ。」
たしかにものすごい早さでかぶりついている。
しかしもうちょっときれいにたべれんのかなぁ。しつけをしないと・・・。
ただなかなか仕事が忙しくてそんな暇はないな・・・。今度の日曜に教え込むか。
「ところでご主人様。お仕事の方はよろしんですか?」
時計を見やるとぼちぼちそんな時間だ。そろそろ行かなくては。

・・・そして15分後
「じゃあMya。いってきます。」
「あ、ご主人様。いってらっしゃ〜い。」
今度は玄関先の掃除をしていたMyaはほうきの手を休め、にこっと笑いかけながら
言った。

こうして、いつもの一日が始まる・・・。

そして、夜・・・。玄関先にて。

「じゃあ、今日はごちそうさまでした。」
「あ、じゃあ気をつけて帰るんだよ。女性の1人歩きは危ないから。」
「は〜い。」

「ただいま〜。」
そうするとMyaは引きつった笑顔を見せながら玄関に出てきた。
「………おかえりなさい………。」
もろに感情を押し殺した声での挨拶はかえって私の心臓をえぐる。
朝の挨拶とは裏腹にその声には明るさなど微塵もなく、むしろ嫉妬が大部分を占めて
いるようだ。
「あ、ただいま…。いやあつきあいってのは大変でねえ…。」
「それにしては楽しそうな声でしたねぇ。しかも女の方と……。」
やば・・・。
しかしもう遅かった。
「まあ私には全く関係ないことですけど・・・。」
「Mya、それは誤解・・・」
Myaは人の言うこともろくに聞かずさっさと部屋に入っていってしまった。
・・・・・・
とりあえず追いかける。
Myaはもう寝支度を始めていた。
「Mya、誤解だよ。あれはただの同僚で・・・。」
「女の方と同僚とはいえこんな時間までお酒をのんでいるんですか?」
もはや棒読み口調のMyaはそういうとさっさと布団に潜り込んでむこうを向いてし
まった。
確かに午前様はやりすぎだったかもしれない。
ただそれは話が盛り上がっただけで別にやましい心は・・・。
「Mya・・・。」
そうするとMyaはくるっと向きかえり、私をじっと見つめた。
その視線に思わずどきっとする。
「本当に誤解なんですか?ご主人様。」
さらに純真な目で見つめてくる。
まるで嘘を全て見透かすように・・・。
「ああ、そうだ。彼女とはただの同僚でそれ以上はなんの関係もない。」
そういったとたんにMyaの表情がぱあと明るくなる。
「ああ、よかった。ごめんなさい、ご主人様。つい疑ってしまって・・・。」
・・・・・・。
なかなか幸せな性格をしているようだ。
まあ、その方がいいけど。

だが、実は彼女とお酒を呑んでいて、(「結婚」もいいかな)と思ってしまったこと
も事実だ。
もはや三十路となってしまった自分は「結婚」などということを2度する気にはなれ
ない・・・と思っていたはずなのだが。
その点ではMyaに嘘をついてしまった。
まあ、こんなことをわざわざ伝えてMyaを悲しませる必要はないだろう。
そうだ、私は2度と結婚をしないのだ。
あのような例えようもない深い悲しみを2度も味わいたくないから・・・・。

「じゃあ、ご主人様・・・。お休みなさい。」
Myaはそういうとベットに潜り込んだ。
私も服を着替えて、ベットに入る。
充電をしなくていい日(2日に1回)はMyaと一緒に寝ることにしている。
別に何かをするわけじゃなく・・・。ただ一緒に寝るだけなのだ。
たま〜に何かをするときもあるが、今日はそんな気になれない。
今日は疲れた・・・。

もしかしたら、私はMyaに温もりを求めてるのかも知れない。
例え、それが偽りだったとしても・・・。

こうして、いつもの何気ない一日がおわる・・・。

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