同級生二次創作SS「螺鈿細工の月−第二章−」 ◇ 第三話-奈落- ◇ 美沙の予想した通り、その陵辱は一度きりで終るものでは無かった。 専用の携帯電話を渡されて、放課後には必ずマンションへと呼び出され、早田と山部からの陵辱が待っていた。 最初こそは激しい抵抗を見せていた美沙だったが、その激しい陵辱の連続に、一週間も過ぎる頃には抵抗する意思も弱くなってしまう。 それでも愛する者以外からの行為は、美沙にとって苦痛である事には変わりが無い。 だが今日も美沙は苦悩の色を表情に浮かべ、マンションの扉をゆっくりと開く。 今は他に取るべき術が無いのだから… 「今日は遅かったな」 「………」 入ってきた美沙を咥え煙草で舐めるように見つめる早田。 山部は既に嬉々とした表情でビデオカメラの準備を初め、部屋の隅に置かれた大型のテレビには、今までに撮影された陵辱される美沙の姿が映し出されていた。 映像の中の表情は恍惚とし、その口からは甘い喘ぎが絶え間なく漏れ続けている。 『あぁっ……んっ……はぅっ……!』 早田の巧みな陵辱によって一気に開花させられた美沙の身体は、美沙の心とは裏腹に快感を受け入れ、求めてしまう。 映像に映し出された自分と、苦悩する今の自分のどちらが本当の自分なのか。美沙にはもう解らなくなっていた。 「頭では否定していても、あれが本当のお前だ」 美沙の心を見抜いたかのような言葉を呟きながら、手にした煙草を揉み消し、美沙へと背後から近づく早田。 虚ろな瞳で映像を見つめていた美沙を、背後から早田が抱きめ、その特徴的なポニーテールへと顔を埋める。 そして制服の上から、最近特に敏感になってきた乳房へと手を伸ばし、少しだけ力を込めて揉み始めた。 美沙の表情が苦痛に歪むが、それは長くは続かない。 早田のもう一方の手が下腹部へと伸び、スカートの上から股間を押さえつけると、その頬は一瞬にして上気し始めた。 まるで愛撫によってスイッチが入ってしまったかのように、美沙の身体は敏感に快感を受け入れて綻んでいく。 「早田さん、今日は俺からでいいっスか?」 「…そうだな」 ビデオカメラの準備を終えた山部が、二人の正面に下卑た笑いを浮かべて立っていた。 山部は早田の許しを貰うと、舌なめずりしながら美沙へと近づき、強引に唇を重ねていく。 「………んんっ……」 恐ろしく長い舌先を強引に美沙の口内へと潜り込ませ、逃げ腰な美沙の舌に絡みつかせる。 一方の早田はその場から離れ、革張りのソファーに腰を降ろすと、缶ビールを手に観戦を決め込んだ。 山部は美沙の唇を開放すると、ビデオカメラのレンズが向けられた簡素なベッドへと美沙を伴った。 促されるがままにベッドへと腰を降ろし、そのまま倒れ込むようにして身体を投げ出す美沙。 「たっぷりと可愛がってあげるからねぇ…」 語尾に好色な笑い声を響かせながら、山部はベッドに横になった美沙へと覆い被さっていく。 早田と比べても更に執拗な山部の愛撫を思い描き、美沙は固く唇を結んで顔を逸らせた。 だが、その逸らせた視線の先には、静かな駆動音を上げるビデオカメラがあり、自分の置かれた状況を美沙に再確認させてしまう。 そして、そこに映し出されるであろう自分の姿を想像し、美沙の瞳から静かに涙が零れ落ちていった。 (どうして……こんな目に……) 自分の置かれた境遇を哀れむ美沙を尻目に、山部は好色な光を宿らせた瞳で美沙を視姦しつつ、制服の上着の裾を上へと押し上げていく。 引き締まった腹筋と飾り気の無いスポーツブラが、押し上げられた上着の裾から顔を覗かせる。 山部はそのままブラも押し上げて乳房を露にさせると、むちゃぶりつくように顔を埋めていった。 「……………うぅ……」 両手で乳房を大きく揉み上げながら、その先端の突起へと長い舌を絡ませる山部。 瞬く間に固く尖っていく突起は、山部の愛撫に美沙の身体が反応している事を物語っていた。 山部は突起の周囲にくすぐるように丹念に舌を這わせ、軽く歯を当てるようにして口へと含む。 その痺れるような、むず痒いような刺激に、美沙はいつものように敏感な反応を見せ、切なげな喘ぎを漏らし始めた。 「……はぁ…ん………ん…くふぅ………」 心は拒絶の言葉を繰り返し続けているのに、理性だけでは押さえきれない肉体の暴走。 そして美沙は、繰り返される陵辱の日々の中で覚えてしまった、現実の痛みから心を守る為の逃避を始める。 傷ついた心を奥底へとしまい込み、身を委ねて時間が過ぎ去るのを待つ。 それだけが、美沙に残された唯一の自分を守る手段であった。 「……んんっ………はぁ……あ……」 山部の手がスカートを捲り上げ、ショーツの上から這うように動き出してからも、美沙はただ山部に身を任せ続けた。 こして心と身体を切り離す事を覚えなければ、美沙の心は当の昔に壊れてしまっていただろう。 自分の心を守る為に自然に覚えたとは言え、それはあまりに悲しく切ない事であった。 「すっかり濡れ易い身体になったねぇ…こりゃ楽ちんだ」 「うぅ………くぅ………はぁっ………!」 ショーツの上を這い回る山部の指先の下では、美沙が快感を感じている事を表す明らかな反応が見えていた。 指先とショーツの中心部が溢れ出した愛液によって濡れ、微かに水音まで響かせている。 堪え性の無い山部は我慢できずに美沙のショーツの脇に指をかけると、太股の中程まで一気に引き下げた。 整って生え揃った恥毛と、濡れて微かに綻んだ秘唇が露になり、山部は喜色満面といった表情で手を伸ばす。 「もうこんなにグショグショじゃないかぁ……そんなに、俺にされて気持ち良かったんだ?」 「ち……違………はぁんっ……!」 山部の言葉を否定しようとした美沙の言葉は、日毎に感度を増していくクリトリスを指先に捕らえられて喘ぎに掻き消される。 濡れた指の腹で肉の芽を押すように弄びつつ、山部は綻びを見せている秘唇を左右に押し開いていった。 蜜の糸を引きながら淫猥な秘唇が左右に割れ、その奥に桜色の肉の壁が露にる。 泉のように愛液を絶え間なく溢れさせている膣口も視界に曝され、まるで何かを求めるかのように小刻みに収縮していた。 自分の淫らな秘所を見られて、美沙の頬が一気に朱色に染まっていく。 「はぁ………んんっ………!」 山部は迷う事無く膣口へと指先を滑り込ませると、その指を激しく出し入れさせ始めた。 愛液の飛沫が飛び散る程に激しく指での抽送をされ、美沙の身体は一気に燃え上がっていく。 「あ、あ、あ、あ、あっ!、あんっ、あんっ、あんっ、あぁんっ!!」 腰が震え出しそうな程の快感の波が一気に押し寄せては、美沙の表層に残っていた理性を押し流していってしまう。 残されたのは敏感な身体と、雌の本能。 悲壮感の漂っていた表情は瞬く間に恍惚としたものへと変わり、漏れていた喘ぎのオクターブが上がっていく。 その声音には甘く切ない響きが宿り、美沙の理性が消し飛んでしまった事を示していた。 「あんっ、んーっ!、あっ、あっ、はぅんっ!」 足先はピンっと伸ばされ、両手はシーツを泳ぐように掻き毟る。 あまりの指先の動きの激しさに、膣口の周囲では愛液が白く泡立ち、一気に量を増した愛液はシーツへと染みを広げていた。 山部は休む事無く激しく指での抽送を続け、乱れる美沙の様子を楽しげに見下ろしていた。 「ほらほら、このままイっちゃうのかなぁ?」 「あっ、あっ、あっ!、……も…もう駄目ぇ……んんっ!、イ……イク………!」 快感のあまりに自然に腰を浮き上がらせながら、美沙が昇りつめようとする。 しかし、その瞬間を見計らって山部は指先を抜き取ってしまい、愛液で濡れた指先を美沙の眼前へと曝す。 「あぁ………そんな………」 「イかせて欲しいなら、いつも通りにしなくちゃねぇ…ふふ」 昇りつめる寸前で快感を奪い去られてしまった美沙は、切なく物欲しそうな表情で山部を見上げる。 その双眸は熱く潤み、身体は絶頂を求めて小刻みに震えていた。 山部は口元に笑みを浮かべたまま美沙を見つめ、ただ黙って美沙の反応を待っている。 完全に燃え上がってしまった身体を持て余した美沙にとって、取るべき行動は一つしか残されていかなった。 「……く……下さい……」 「ちゃーんと教えたろ?、何をどこへ欲しいのか…言わなきゃ駄目だって」 好色な笑みを浮かべたまま、山部は言い聞かせるかのように美沙に告げる。 それを教えられた時は「絶対に言うまい」と思ったんものだったが、結果は無残なものだった。 肉体を突き動かす衝動を抑えきれず、幾度となくその言葉を口にしてきた美沙。 今もまた、堪えきれない衝動に急かされ、頬を羞恥で赤く染めながら山部に懇願した。 「オ…オ○ンコを……オ○○○ンで…突いて下さい……掻き回して欲しいのっ…!」 最後は叫び声になり、その表情は今にも泣き出しそうだった。 山部は美沙の台詞に満足げに大きく頷くと、ズボンと下着を脱ぎ捨てて、美沙の両足をM字に持ち上げて広げる。 すると、大量の蜜を溢れさせた秘唇が音を立てて開き、薄桃色の淫らな秘肉を露にさせた。 「いくよー………ほら!」 「はぁぅっ!!」 山部は勢い良く腰を進め、一気に美沙の身体を串刺しにした。 待ちわびた挿入による快感が、美沙の背筋を一気に駆け抜けて身体を突き抜ける。 山部は根元まで挿入した状態で暫く動きを止めているが、美沙の細い肩が小刻みに痙攣し、それだけで軽い絶頂に達した事を示していた。 「はぁ……はぁ……はぁ………」 「奥までグショグショで…やっぱ美沙ちゃんの膣内はイイねぇ…」 限界まで勃起した男性器で美沙の膣内の感触を味わい、ゆっくりと山部は動き出した。 美沙の両足を胸元へと押し付けるように持ち上げ、先端から根元までを緩やかに出し入れする。 大きく広がった先端部分が、膣壁を掻くようにして内部に溜まった蜜を溢れさせ、シーツの上へと零れて染みを広げる。 緩やかで単調なだけの抽送だった、美沙との身体の相性が良いのか、それだけで激しい快感を与えられてしまう。 断続的に甘い喘ぎを漏らしながら、美沙は山部の抽送に酔っていった。 「あっ……あんっ……あんっ……はぁっ……!」 美沙の膣内は小さく収縮し、挿入された山部の男性器を断続的に締め付けては、次々に新たな快感を与えていく。 そしてそれを美沙へと還元するかのように、山部の男性器は美沙の膣内を前後し、魅惑的な快感を与え続ける。 早田にも山部にも幾度と無く抱かれた美沙だったが、早田の時と比べて山部に抱かれる時の方が乱れ方が激しい。 されだけ美沙と山部の身体の相性の良いと言えた。 「美沙ちゃん…ほら、入ってるとこ見えるでしょ」 「あ……はい……んっ……入って…ます……あんっ…!」 美沙の秘唇を押し広げ、愛液に濡れた山部の男性器が力強く膣内を出入りする。 ほんの少し首を曲げて視線を落とすだけで、その扇情的な光景が美沙の視界へと飛び込む。 熱く充血したクリトリスは包皮から顔を覗かせ、深く挿入される度に山部の腹が当たって刺激を生みだした。 「もっと激しくしようねぇ…その方が美沙ちゃんも好きなんだよねぇ」 独り言のように笑みを浮かべて呟くと、山部は美沙の身体に覆い被さるように上半身を倒し、喘ぎ続ける美沙の口を唇で塞いだ。 挿し込まれる舌に躊躇う事無く自らの舌を絡ませ、流れ込む唾液を嚥下していく美沙。 山部の抽送も少しずつ速度を増し、美沙の膣内を愛液の雫を飛び散らせながら貫いていった。 (あ、ああっ、凄いっ…凄いよぉっ……!!) 先端が子宮口を叩く程に深く貫き、纏わり付く肉襞を掻く様に抜けるギリギリまで引き抜く。 そして再び勢いをつけて腰を進めて貫き、美沙の身体が浮き上がる程に突き上げる。 更には次第にその動きにも様々な変化を与え、縦横無尽に腰を動かして美沙を蹂躙する山部。 長い口づけから唇が解放される頃には、美沙は完全に山部の抽送に夢中になり、自らも腰を動かし始める。 「はぁっ!、あっ、あんっ、あんっ、あんっ!、イイの!、感じるぅ……!」 「ほらほら、もっと乱れてごらん。しっかりビデオに収めてあげるからねぇ…ほら!」 美沙の頭の中では、既にビデオカメラの存在など消え失せていた。 理性は消し飛んで肉欲だけが身体を支配し、目先の快感だけを貪欲に追い求める。 傍らでその光景を眺めていた黒川は、もう一歩で美沙が完全に墮ちると確信していた。 (後は仕上げか…立派な雌奴隷に仕上げてやるぜ。黒川…これが俺達のやり方だろが?) とりあえずは山部に任せ、早田は最後の仕上げの為の準備へと、隣室へと姿を消した。 「あぁぁぁっ!、ダメっ…イクッ…イッちゃうよぉっ…!!」 「好きなだけイキなぁ…何度でもイカせてあげるからねぇ」 早田の巧みな腰使いと身体の相性の前に、美沙は呆気なく絶頂へと昇りつめようとしていた。 押し付けるように持ち上げられていた両足も、いつの間にか山部の腰へ絡みつくように廻され、快楽を与えてくれる山部の腰を逃がすまいとしがみ付く。 そして山部は抽送に合わせ、美沙の乳房に手を伸ばして揉みほぐし、先端の突起を指先で摘み上げる。 「イクイクッ!、イッちゃうっ…!、こ…壊れちゃうよぉっ…はぁぁっ!!、イックぅぅっ…!!」 山部の背中に爪先で赤い筋を走らせながら、美沙は最初の大きな絶頂へと達した。 膣内が激しく収縮して山部のものを締め付けたが、その激しい快感にも屈する事なく、山部は美沙を貫き続ける。 美沙は絶頂の余韻に浸る事すら許されず、昇りつめたままの状態で貫かれ続け、波の様に襲う絶頂感に乱れた。 「あっ…また……またイッちゃうっ!、イクッ!、イクイクイクッ!!、あっ、あっ、あっ…!!」 「さて…俺もそろそろ出しとこうかな…いくよぉ」 「来てっ………膣内に…膣内に出してぇっ…!、欲しいっ…欲しいのっ…あああっ!!」 一気に抽送の速度を最大にして、山部は腰の辺りに込み上げる射精感を解放した。 短い呻き声と共に、山部の男性器が美沙の膣内で脈打ち、白濁した精液を大量に吐き出す。 膣内に流れ込む温かい体液の感触を味わいながら、美沙も最後の絶頂へと昇りつめた。 「あっ、あっ……はぁぁぁっ!、イクッ……!!、はぁぁぁんっ!!!」 疲れ切った山部の傍らで、荒い呼吸に胸を上下させている美沙。 連続して押し寄せた絶頂の余韻で惚けたほうに宙を見つめ、だらしなく開かれた下腹部からは山部の流し込んだものが溢れ出していた。 「終ったか?」 「あ、早田さん。終ったッスよ」 「なら仕上げだな…」 早田は山部に美沙の股間の後始末をさせると、秘唇を指先で押し広げ、そこえ小型のバイヴレーターをねじ込む。 そして力無く起き上がろうとした美沙を二人で押さえつけ、皮製の黒光りする貞操帯を装着させ、鍵をかけた。 「あ……な……何………?」 「仕上げだよ。明日までこれを着けたままいるんだ」 そう言うと、早田は手元にあるスイッチを入れる。 すると、無線操作された小型のバイヴレーターが、美沙の膣内で小さく振動し始めた。 「な、何っ……!?、あっ……はぁんっ……!!」 「スイッチは最小にしておいてやる。しっかりと耐えるんだぞ」 「は、外してっ……こ、こんなの……嫌!」 絶頂の余韻で力の入らない上半身を起こすと、必死に貞操帯を外そうとする美沙。 しかし、皮製とはいえ強固に作られたそれは、美沙の力では外す事はできなかった。 脅えてうろたえる美沙を見下ろしながら、二人の男は互いに笑みを浮かべあった。 「明日の放課後までに、何回イクかな?」 「イキっぱなしかもしれませんねぇ。ヒヒヒ」 男達の言葉によって絶望感に襲われながら、膣内から湧き上がる快感に喘ぎを漏らし始める美沙だった。 <続く> [ 戻る ] |