薬師寺涼子の陵辱記録簿
薬師寺涼子の陵辱記録簿 「力ずくで女をモノにしようなんて考えてる連中に何が出来るのかしら?」 周りを取り囲んでいる男達を前にして、涼子は怯んだ様子を微塵も見せてはいなかった。それはそうだろう、相手が同時に襲い掛かってきたところで、実力を持って排除するだけのことだ。もちろん涼子にはその自信があるし、それを裏付ける実力の持ち主でもある。 鼻先で笑うような態度を見せる涼子に、一人の男が携帯電話の画面を突きつけた。それを見た瞬間、涼子の顔から表情が消える。 「貴女には力なんて使いませんよ、これだけで十分です」 「……で、私にどうしろって言うの?」 携帯電話の小さな画面に写されていたのは、全裸で拘束されている泉田準一郎らしき人物の姿だった。 らしき、と言ったのには理由がある。携帯電話の画面が小さい上に、その人物は顔を隠されていたのだ。しかし涼子にそう言って見せるからには、全く無関係な人物とは思えない。それに見た感じの体格や印象は、泉田である可能性を考えずにはいられなかった。 態度が一変した涼子に気を良くしたのか、周りの男達が歩み寄っていく。男の数は三人、どれも似たような背格好で、これといった印象の無い凡庸な男達だ。 「まずは、その達者な口で奉仕してもらいましょうか」 そう言って目の前の男はズボンのファスナーを降ろし、既に勃起していたペニスを取り出す。他の二人の男もそれに習い、同じようにペニスを取り出した。 「……覚えてなさいよ」 「こちらこそ、忘れられなくして差し上げますよ」 男は不遜な笑みを浮かべて、射抜くような涼子の視線を受け流した。 男の足元に跪くと、涼子は表情を全く変えずにペニスを咥える。そして左右に立っている男達の股間に両手をを伸ばし、二本のペニスを同時に扱き始めた。 「あむ……ん、んぐ……んっ……んっ……んっ……」 細身の体の線を浮き上がらせるタイトなスーツ。丈の短いスカートの裾からは、跪いた両脚がスラリと伸びていた。胸元のボタンひとつ外しているせいか、豊かな胸の谷間も覗いていた。 自分の体が視覚的に与える効果も考慮して、涼子は敢えて男達の興奮を煽る行動を取っていた。男達が少しでも油断すれば、リシェンヌとマリアンヌが行動する時間を稼げる。屈辱的ではあったが、泉田の身柄を確保するまでの我慢だと割り切る。 そもそも我慢するなどということは涼子の性格からして有り得ないのだが、それも泉田準一郎という男の存在の大きさの成せる業だろう。 「ぢゅる……ん……んふ……ぢゅ、ぢゅるぅ……ずちゅ……」 「上手いものですね、どこで仕込まれてきました?」 男の辱めるような言葉も気にせず、チラリと上目遣いに一瞥しただけで、黙ったまま行為を中断することなく続ける。男達の言葉に反応しないことが、今の涼子にできるせめてもの抵抗だった。 淡々と快感を与えて射精まで導く。完璧なまでに感情を殺してしまうことで、男を楽しませるだけの道具になろうとする。 唇で陰茎を扱くようにしゃぶりながら、舌を絡めて亀頭を刺激する。体に刻まれた古い記憶をたどり、涼子なりにフェラチオの技巧を駆使していく。 「んぷ……ちゅ、ちゅぅ……んぐ、んぐ……ちゅぱっ……じゅる……ぢゅちゅぅ……」 もちろん左右に立った男達を刺激することも忘れない。滲み出した先走りの液を指に絡め、亀頭を揉みしだいたり、陰茎を激しく扱き上げたりする。 時間を稼ぐという理由はあったが、涼子の奉仕は男達を満足させるのに十分な技量があった。 「それくらいで十分です」 まだ射精には程遠いはずだったが、男はそう告げて涼子の頭を押さえる。動きを制された涼子は上目遣いに様子を窺い、男の言葉を待った。 男はそのまま涼子の口からペニスを引き抜くと、膝マづく涼子を目の前にして床に胡坐をかいて腰を降ろす。男が何を要求しているのか、涼子に分からないはずがなかった。 「今度は下の口で楽しませてもらいましょうか」 「くっ……」 涼子はゆっくりと立ち上がると、僅かに悔しさを滲ませた表情で男を見下ろした。しかし口に出しては何も言わず、黙ってスカートの中に手を入れると、ストッキングを丸めるようにして脱ぎ始めた。 「いいねぇ、警視のストリップなんて滅多に拝めないぜ」 「もっと気分出して脱いでくれよ」 周りの男達に囃し立てられた涼子は、内心で舌打ちしていた。下着だけを脱いで済ませるつもりだったが、これではもう脱がないわけにはいかない。 泉田以外の男にこれ以上肌を晒したくはなかったが、今はそうも言っていられない状況だった。 ストッキングを脱ぎ終えた涼子は、男達に見つめられながらスーツの上着を脱ぐ。そして丈の短いスカートのホックを外して足元に落とすと、ブラウスのボタンを外していった。 屈辱的な状況ながらも、ボタンを外す指が震えることもなく。強要されたストリップにしては、あまりにも堂々とした脱ぎっぷりだった。男達は辱めるのも忘れ、その堂々とした姿を眺めている。 「もちろん、これも外すのよね?」 下着だけの姿になった涼子は、そう言ってブラジャーの肩ひもを引っ張ってみせた。 「当然です」 聞くまでもなく涼子も分かっていた。敢えて尋ねてみたのは、ただ時間を稼ぐ為でしかない。 男の返答を適当に聞き流し、涼子は背中に手を回してブラジャーのホックを外した。 下着から零れ落ちた乳房は重力に逆らっているかのように、その形を崩すことなく威容を誇っている。もちろんそれは涼子が変に隠そうとはせず、堂々と胸を張っているせいでもあった。 そして男達の視線が集中する中、最後の一枚となったショーツを脱ぎ始める。 躊躇わずに膝まで下ろしてしまうと、髪と同じ栗色の恥毛を隠そうともせず、男達の前に堂々と裸身を晒した。 ツンと上を向いたお椀型の豊かな膨らみと、程よく引き締まった腰、流れるような線を描く尻から太股へのライン、そしてスラリと長く伸びた脚は、モデルとしても十分以上に通用するスタイルだ。 完璧な八頭身の体を惜しげもなく晒して、涼子は腰を降ろした男を悠然と見下ろした。 男は平然とその視線を受け止めると、涼子に挿入を促した。 「準備は必要ありませんね? 自分で入れて下さい」 「分かったわよ」 男を跨ぐようにして膝を付き、そそり立った男性器を一瞥する。それは涼子から見ても、かなり逞しいものだと分かった。表情には出さないが、涼子の中にも激しい葛藤がある。男に犯されたぐらいで悲嘆に暮れることはないが、自分から受け入れるのは屈辱だった。 そんな涼子の葛藤を見透かしたように、男が涼子の耳元で囁いた。 「……下衆ね」 それが涼子の答えだった。 しかし男は全く悪びれた様子もなく、その言葉を喜んでいるかのように口元を歪める。 「その下衆のチンポで狂わせてあげますよ」 男の言葉を鼻で笑うと、涼子は芝居がかった口調で告げた。 「涼子のスケベなオマンコを、どうかご賞味下さいませ……ゴシュジンサマ」 そう言い終わるのと同時に、涼子は男のペニスを迎え入れた。 感覚が敏感になっているのか、思っていた以上に挿入の快感が広がる。カリ首を広げた亀頭が膣内を押し開き、隅々まで埋め尽くしていく感覚に涼子は思わず声を漏らした。 「ぅんっ……」 涼子が思っていた以上にペニスは硬く、膣内を力強く押し開いてくる。久しぶりに味わう感触に、体の中で快感が目覚め始めていた。 「く……ふぅっ……んんっ……んはぁぁ……」 男のペニスを全て受け入れ、涼子はひとつ大きく息を吐き出した。 そらから男の首に腕を回して抱き付くような姿勢で、淫らに腰を上下させ始める。強要された行為ではあるが、やるからには目の前の男を骨抜きにしてやるつもりだった。 最初はゆっくりと馴染ませるように動き、次第に腰の動きを加速させる。上下、あるいは前後にリズミカルに動かし、時には円を描くように回してみる。しかし男は余裕を浮かべた表情のまま、涼子の腰使いを楽しんでいた。 (ちょっとヤバイかな……久しぶりだし……犯罪者のくせに大きいじゃないの……) 余裕のある男に対して、涼子も負けじと余裕を浮かべてはいるが、内心では余裕を失いつつあった。 最後に相手した男を思い出すには、かなり古い記憶を紐解く必要があった。大学時代、あるいはそれ以前、少なくとも泉田と知り合って以降は皆無だ。 しかし体は十分に成熟し、男女の間での快感も知り尽くしている。ただ生命エネルギーのほぼ全てが外側に向けられている涼子は、体を持て余し自ら慰めるような経験は無い。 つまり少なくともここ数年間は、涼子の性感は眠っていたことになる。そしてその眠っていたものが、急速に目覚めようとしていた。 「ぅ……ん……はぁ……はぁ……っ……」 呼吸が荒くなり、微かな声が漏れ始める。血流がよくなっているせいか、膣内の感度が自然に高まり、ペニスに擦られる度に甘い刺激が広がる。 「無理しないで楽しんだらどうです? その方が我々を楽しませられますよ」 肉体的な優位性が、そのまま精神的な優位を生む。男は囁くように語りかけ、涼子を誘い始める。それが罠だと分かってはいたが、涼子はそれに乗るしかなかった。 このまま快感が強くなっていけば、今よりも更に精神的に不利になる。それならいっそ男の誘いに乗って、快感を認めてしまった方が弱みを打ち消す事が出来る。 「……そう、ね……ん……それもいいかも……」 「フフフ、商談成立ですね」 そう言って男は涼子の唇を奪った。それを拒む事はできず、仕方なく涼子もキスを受け入れる。挿し込まれる舌に自らの舌を絡め、唾液混じりに濃厚なキスを繰り返すうちに、自然に気持ちが入っていく。 「はむ……ん、んぢゅ……ぢゅ……んぢゅ……ぢゅぅ……ちゅ、じゅぷ……んふ……」 ディープキスを繰り返しながら腰を動かすと、その快感は加速度的に高まっていった。もちろんそれこそが男の狙いだったのだが、快感で判断力の鈍っていた涼子は気付かない。冷静に状況を判断して対処しているつもりだったが、知らず知らずのうちに男の手の中に堕ちようとしていた。 「気分出てきたみたいだなぁ」 涼子に手で扱かせていた男達は、下卑た笑いを浮かべながら缶ビールを手に眺めている。もちろん最初の男が終われば、それぞれ涼子の体を楽しむつもりでいた。 深いキスを交わしながら腰を動かす涼子も、そのことはちゃんと分かっている。目の前の男に集中し過ぎないように、周りにも様子もしっかりと覗おうとしていた。 しかし男が手を伸ばして尻を揉みしだきはじめ、同時に下からタイミングを合わせて突き上げてくると、その強い快感に意識が引っ張られてしまう。頭だけは冷静でいようと思っていても、もう既に快感の侵食は始まっていた。 「んんっ……んっ、んっ……んちゅぅ……ちゅぐ……ちゅっ、ちゅっ……んんぅっ」 男も動き始めた事で膣内を擦り上げる勢いは高まり、ペニスの先端がしっかりと子宮口を叩き始める。長く眠っていた性感は完全に目を覚まし、快感を受け止めることに夢中になっていく。 (お、奥まで……届いてるっ……!) 次第に夢中になりながら腰を動かしていく涼子を、不意に男の手が腰を掴んで動きを止める。男が何をするのか暫く様子を覗う涼子だったが、男は黙って涼子を見つめ返すだけだった。 周りの男達も何を言うでもなく、その様子を薄笑いを浮かべ眺めている。 沈黙の中で快感を中断された涼子は、ようやく自分が焦らされているという事に気がついた。 男の企みに気付いたが、自分ではどうすることも出来ない。次第に焦れていく体の疼きが、焦燥感となって涼子を蝕んだ。 その思惑通りに反応するのは口惜しい。しかし中途半端に昂ぶってしまった膣内は、放置される事に悲鳴を上げていた。 悔しさに唇を噛んだ涼子だったが、諦めたように口を開き、精一杯の言葉を告げた。 「お……お願い、焦らさないで……」 「だったら、もっと言い方があるでしょう?」 薄笑いを浮かべて煽る男の言葉に、涼子は悔しそうに唇を噛み締めた。しかし、意地だけではもう我慢できない所まで追い詰められている。こんな男に媚びるのは死んでも有り得ないと思っていたが、そうも言っていられなくなっていた。 (後で覚えてなさいよ……存在ごと抹消してやるから……!) 心の中ではそう強く思っていたが、口に出したのは甘えた声だった。 「お願い、涼子のオマンコ……もっと苛めて。何でも言う事を聞くわ……セックス奴隷になってもいいの……だからお願い、思い切り犯して……」 その言葉の半分は演技で、半分は本気の言葉だ。ドラキュラも避けて通ると呼ばれる涼子だったが、それが彼女の全てではない。泉田の前では純情な一面も見せるし、男と女の関係になった時にだけ見せる姿もあった。 普段は誰の風下にも立たない涼子だが、その反動のようにマゾヒスティックな一面も持ち合わせている。ただ、その姿を見ることのできるような男が、これまで存在していなかったのだ。 「薬師寺涼子の口からそんな台詞が聞けただけでも、この状況を用意した甲斐があるというものですね」 「んふ……いくらでも聞かせて差し上げますわよ、ゴシュジンサマ……」 演技と本心の入り混じった表情で媚びながら、涼子は鼻先を擦り付けて甘える。男もその姿に満足したのか、腰を押さえつけていた手の力を緩め、涼子の体を押し倒していく。 「あん……」 冷たいコンクリートの感触を背中に感じて、可愛らしく声を漏らす。男は涼子の両脚を抱えるようにして、大胆にM字を描くように開いる。そのまま腰を浮かせるように持ち上げると、溢れ出した愛液が臍の方へと流れ落ちた。 形の崩れも色素の沈着も無いサーモンピンクのクレヴァスが、男の黒々とした逞しいペニスを受け入れ、限界まで淫らに広げられている。自分の乳房越しにそれを眺めた涼子は、興奮を昂ぶらせながら息を飲んだ。 「何が入ってるのか、その口で言えますか」 従順さを確かめるように男が問い掛ける。一瞬の躊躇いは見せたものの、涼子は素直に答えてしまう。 「ペ……ペニス……」 「淫乱な牝犬警視には、もっと相応しい言い方があるでしょう?」 「あぁ……チンポ……チンポよ……太くて硬いのが、私のオマンコに入ってるわ……」 辱めるような問い掛けに答えながら、羞恥を刺激され背筋を震えさせる。扉を強引に抉じ開けられ、画されていた被虐的な性癖を弄ばれると、演技として見せていた部分が失われていく。 「早く動いて、思い切り犯してっ……お願い、疼くのっ……!」 形の整った乳房を揺らしながら、甘えるような声で哀願する。そこには普段見せるプライドの欠片も残ってはいなかった。 「それだけ言えるなら、ご褒美を差し上げましょうか!」 涼子の答えに満足し、男はそう言いながら激しく腰を突き入れていく。 「あっ、あっ、あっ! いい……凄いっ……あぁっ!」 恍惚とした表情で抽送を受け止め、鮮やかなその快感を享受する。男も次第に余裕を失いながら、体重を乗せて激しくペニスを突き入れる。出し入れされる度に広がったカリ首が愛液を掻き出し、涼子の下腹部を淫らに濡らした。 強く締め付けてくる膣内全体の感触と、柔らかく絡み付いてくる膣襞の具合。その全てが男を悦ばせる為に存在しているような、完璧な調和を生み出していた。 「これを味わえるのは男冥利に尽きますね……素敵ですよ、涼子さん」 「はぁぁっ……! あ、貴方のも……ゴシュジンサマのも素敵よっ……くぅっ……」 その言葉にはもう偽りの部分が無い。本当に男に隷属してしまったように、淡い色合いの髪を乱しながら淫らに喘ぐ。 その極上の体を惜しげもなく晒し、知性と気品を兼ね備えた美貌を淫猥に染める。周りの男達も我慢できなくなったのか、それぞれにペニスを扱き始めていた。 「はぁっ、はぁっ……んくっ、んんっ……んはぁっ!」 顔立ちが整っているだけに、それが快感に染まっていくと男の欲望を刺激する。ペニスを扱いていた男の一人は堪えきれずに頭の方から近付き、それを涼子の口元に近づけた。 「あとで俺も可愛がってやるからよ、楽しませな」 雄の匂い放つペニスを目の前にして、涼子は素直に口を開く。カウパーに濡れたペニスを挿入し、涼子の口をヴァギナに見立てて、男は腰を動かし始めた。 「んぶっ……んっ、んっ、んっ……んぐっ……んんっ……!」 口の中を埋め尽くすペニスをしっかりと受け止め、膣内を貫かれる快感に溺れる。二本のペニスに串刺しにされた涼子は、完全に男達に身を委ねていた。 「おおぅ、堪んねぇ……すぐに出しちまいそうだぜ!」 涼子の唇や舌の感触を楽しみつつ、男は少しずつ腰の動きを加速させる。その先端が喉を突くような勢いで、ペニスが激しく出し入れされた。 大きく膨らんだ亀頭が喉を突いても、その苦しさが快感に変わってしまう。激しく責められれば責められるほど、官能の炎は高く火柱を上げていった。 「んぢゅっ、ん、んぐっ……んっ、んっ、んっ……んぷぅっ!」 膣内を貫いている男も、円を描くように腰を動かして、更に涼子を昂ぶらせた。 自在に緩急や変化を付けた抽送が、膣奥から蕩けてしまいそうな快感を生む。涼子は無意識のうちに抽送に合わせて自らも腰を動かし、その快感を増幅させて貪っていく。 「さあ、そろそろクライマックスですよ……!」 膣内を激しく貫きながら男が告げる。 深く激しく、そして力強く出し入れさせながら、男は手を伸ばして荒々しく乳房を揉みしだく。膣襞を擦られる快感と、乳房を弄ばれる快感、そして口腔を犯される快感が入り混じり、涼子も限界寸前にまで高まっていく。 だが最初に限界を超えてしまったのは、口を犯していた男だった。 「ヤベっ……!」 激しく出し入れさせていた男は、勢い余って口から引き抜いてしまい、その刺激で限界を超えて射精に至ってしまった。男の手の中でペニスが狂おしく身悶えし、涼子の整った顔に白濁した体液を撒き散らす。 「ぷはぁぁぁっ!」 顔を汚す精液を拭う間もなく、膣奥から広がる快感に身を焦がす。男は子宮そのものを揺さぶるように、亀頭を子宮口に密着させて激しく突き入れた。 「あーっ! あーっ! ああぁっ! イク、もうイクぅっ! イッちゃうぅぅっ!!」 コンクリートの床で背中が擦れる傷みも忘れ、男の指先が食い込む乳房の痛みも快感に変え、絶頂に向かって一気に駆け抜けていく。 男も長いストロークでしっかりと膣内を擦り上げ、涼子を絶頂へと導いた。 「んん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!」 感極まった涼子は背中を弓なりに反らし、下腹部を小刻みに震わせながら昇りつめる。その大きな絶頂を物語るように膣内も激しく収縮し、男のペニスをしっかりと締め上げた。 「んっ……出しますよ!」 絶頂に震える膣内を尚も擦り上げ、亀頭を子宮口に密着させた状態で、男も涼子の子宮へと精液を流し込んだ。 久しぶりに胎内に感じる精液の熱さに、身も心も溶かし尽くされていく。 「あっ……あ……あ……あぁ……」 性的な欲望を満たし尽くされて、女としての悦びに浸る。下衆な男のペニスに屈してしまい、セックスに溺れてしまうなど普段の涼子からは考えられない。泉田の身柄を確保する為という建前はあったが、それだけでないのは明らかだった。 「思っていた通り、素晴らしい体でしたよ」 「ん……んふぅ……」 精液と愛液の交じり合った淫汁の糸を引きながら、男がゆっくりとペニスを引き抜く。そして仰向けになった涼子の口元に汚れたペニスを近づけると、躊躇うことなく濡れた舌が伸びていった。 「ちゅ……ぺろ、ぺろぉ……」 そうしている間にも、残っていた男が挿入しようと歩み寄る。男達との関係は、まだまだ終わるまでに時間がかかりそうだった。 「ん……はぁ……」 「ミレディ?」 ゆっくりと目を覚ました涼子の顔を覗き込んだのは、栗色の髪に青緑色の瞳をした美少女、リュシエンヌだった。 (───ああ、気を失ってたのね) 男達による陵辱劇の後、涼子は気を失ってしまっていた。目を覚ましたのは、男達に呼び出された倉庫のまま。しかし汚れていた体は綺麗に拭かれて、陵辱の残滓は残っていなかった。 男達の姿も跡形もなく消え、手がかりになりそうな物は何も残っていない。そういった辺りが、連中が只者ではないと物語っているようだった。 「二人が綺麗にしてくれたのね……それで、泉田君は?」 涼子の言葉に二人が可愛らしく微笑む。それだけで結果は聞くまでもなかった。 二人の力を持ってすれば、涼子が時間を稼いでいる間に助け出すのは容易な事だったろう。その助け出された泉田がこの場に居ないのは、二人の気遣いかもしれない。 「じゃあ、帰ってお風呂にでも入りましょうか、三人で」 マリアンヌとリュシエンヌ、二人の美少女は顔を見合わせて微笑み合うと、涼子に向かって微笑んだ。 「「ウイ、ミレディ」」 <おわり>
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